家族を介護する事になる前に、知っておくといい事

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こんにちは、現役介護士のおもちと申します。

介護の専門学校で介護福祉士を取得し、従来型とユニット型の特別養護老人ホームの勤務経験があります。

介護士歴は、12年目になります。

現在は、育児とお仕事(介護士)の両立をしています。

このブログは、ご家族の方が介護が必要になる前に良いかと思っている方・介護のお仕事に興味のある方・現在介護士として働いている方に向けて書いています。

少しでも役立つ情報や、共感して気持ちが楽になる事などがあると嬉しいです。

この記事では主に家族の介護をする立場になった時に困らないように、今からどんな事を知っておくといいのかをまとめてみました。

参考になると嬉しいです。

介護が必要になる前に知っておくと良い事

1.今までの病歴

2.最近はどんな暮らしをしているのか

3.趣味、好きな事、嫌いな事

4.老後の過ごし方(最期の迎え方)

ご自宅で介護するにしても、施設利用(老人ホームに入るか、お泊りで利用するか等)するにしても、知っておくと良い事になります。

主には上記の事になると思います。

ひとつひとつお伝えしていきます( ´∀` )

1.今までの病歴

今までの病歴を知る事で、その方に対してのケアが変わるからです。

例えば、右目が白内障でほとんど見えていない方がいたとします。

その場合には例えば、声を掛ける時には視野に入るところでする・食事などは左に寄せて見えやすい位置に置く等の配慮が必要です。

また、お薬に関してはかかりつけのお医者さんがいれば今飲んでいる薬を知る事が出来ます。

(飲んでいるお薬によっては、ある特定の食べ物によって効果を減らしてしまう事もあります。なので禁止食になります)

2.最近はどんな暮らしをしているのか

離れて暮らしていると、どんな生活をしているかは知ろうとしなければ分かりません(;´∀`)

だいたいの生活リズムが分かると、この次はトイレだな、この次はお風呂かな等と行動の予想が出来ます。

また同時に習慣を知っておくと、施設利用をした場合にその習慣をする事でいつもの生活という安心感が生まれます。

(例えば施設には毎朝ラジオ体操をする方がいたり、朝食後に新聞を読んだりする方もいます)

3.趣味・好きな事・嫌いな事

趣味や、好きな事・嫌いな事はなんとなく分かる事が多いかもしれません。

ご高齢者がどんな時に幸せだなと思うのかとか、これをやっているときは生き生きとしている等の事柄は生きがいにつながります( ´∀` )

また嫌いな事を知ると、ご自宅ではしなくて済みますし、もし施設やデイサービスの利用する事があった場合に介護士に伝える事が出来、ご高齢者の気持ちの安定につながると思います。

(例えば、あまり大人数でお話するのは苦手・1人でいると寂しくなり落ち着かれなくなる等)

4.老後の過ごし方(最期の迎え方)

老後をどう過ごしたいのかは個人によって違うと思います。

家族に迷惑かけたくないから施設で過ごしたい・出来るだけ家に住んでいたい等、、、

ご高齢になり認知症などになった場合、ご自身の意思を伝えられなくなる場面も出てくると思います。

その場合には、老後の過ごし方や延命(命をつなぐ処置)をするかどうかも家族が決めなくてはなりません。

※胃ろう(胃に直接栄養を入れるものも同様)をするかどうかも。

ご高齢の方の意思を知っていれば、”出来るだけ住み慣れた家で過ごしたい”・”最期は苦しまないで、ご飯が食べられなくなったらそのまま亡くなりたい”等その意思を出来るだけ尊重して選択できると思います。

ご高齢者が介護が必要になった場合、施設に入るのか・自宅で介護するのか・自宅に近い環境で出来る限り通いで介護するのか・デイサービスを利用するのか・延命処置をするのか・胃ろうにするのか等、色々な選択肢をする場面があります。

ご高齢者の意思と、現実に実現できるかはご家族の方の生活や状況もあるので難しい事もあるかと思います。

どこまでご家族の方で介護をするのか・施設を利用するか等ご家族内で相談できると良いですね。

困った時に相談出来る場所

まず、ご高齢者に関して介護サービスを利用したり日々の相談をしたい場合には、ご高齢者を地域でサポートする為に、自治体等により設置されている地域包括支援センターに相談すると良いと思います。

地域包括支援センターでは要介護認定(お年寄りの身体状況を5段階で表したもの。介護サービスを受けるには、この要介護認定を受けなくてはなりません)の申請や、介護サービスの手続き等も相談にのってくれます。

一人で抱え込まずに、何か分からない事や困った事があったら相談すると解決策や色々な選択肢を知る事が出来るかもしれません。

お年寄りを支える為には、ご家族の生活も大切です。

とにかく一人で抱え込まない事が1番だと思います。

(実際に相談すると、気持ち的にも少し楽になると思います( ´∀` ))

まとめ

自分も家庭を持つと、両親(お年寄り)と一緒に暮らしていない分会話も限られてきますし、日々に追われていたり、まだまだ先の話だろうと思っていると大事な話しは後回しになってしまいがちです。

家族が介護が必要になり決断する時に、もっとこうしておけば・この選択でお年寄りは幸せせだったのか等どうしても思ってしまうと思います。(お年寄りの事を知らない時にはなおさら)

なるべく思わない為にも、両親や祖父母の話し(老後の意向)を聞いておくと大きな決断の時に本人の意向を代わりに伝える事が出来るかもしれません。

(もちろん意向をくみ取れない時もあると思いますが(;´∀`))

これをきっかけに少しお話ししてみると、家族の思いを知る事が出来るかもしれません。

お年寄りの生活と、自分達の生活とどちらも大事に出来ると良いですね。

最期まで読んで下さり、ありがとうございました。

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