介護士に向いている人

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こんにちは、現役介護士のおもちと申します。

介護の専門学校で介護福祉士を取得し、従来型とユニット型の特別養護老人ホームの勤務経験があります。

介護士歴は、12年目になります。

現在は、育児とお仕事(介護士)の両立をしています。

このブログは、ご家族の方が介護が必要になってどうしたら良いかと思っている方、介護のお仕事に興味のある方、現在介護士として働いている方に向けて書いています。

少しでも役立つ情報や、共有して気持ちが楽になる事があると嬉しいです。

この記事では主に介護士に向いている人(私が実際に働いていて、この介護士さん素敵だなと感じた人)をまとめてみました。

介護の仕事に興味があるけど、自分は合ってるのかな等と思っている方の参考になると嬉しいです( ´∀` )

介護士に向いている人

何をもって介護士に向いているかを判断するのは難しいですが、私が実際に介護現場で働いていて”一緒に働きやすいな”・”この人がいるとお年寄りの方々は落ち着いているな”等の個人的な判断でまとめてみました( ´∀` )

1.想像力(観察力)のある人

2.行動力のある人

3.人の意見を聞ける人

4.優しすぎない人

ひとつひとつお伝えしていきます。

1.想像力(観察力)のある人

例えば言葉の出づらい失語症や認知症等の病気をお持ちの方は、自分の意向を言葉にして伝える事が難しい場合があります。

お年寄りに対して「今何がしたいのかな」・「いつもはこうだけど、これをしようとしているのかな」等、普段の様子を観察したうえで想像して相手がどうしたいのか受け止められると良いと思います。

またそういう想像が出来ると、嫌がる方に対して無理にケアに入る事もなく”あとのタイミングにしよう”・”この声掛けが嫌だったのかな”等と改善も出来るので、介護士も気持ちに余裕が生まれます。

実際に働いているところでも想像力(観察力)のある職員の方はお年寄りに関しての小さな気づきも多いですし、職員に対しても気付きが多いです。

そういう方には、私自身が辛い時も声をかけてもらった事もあります。

(優しい、、、(´;ω;`))

日常生活で小さな気づきが多い人は介護士に向いているかもしれません( ´∀` )

2.行動力のある人

お年寄りの日常の変化に気づいていてもその都度対応を変えていかないと、その間は合っていないケアや統一されていないケアになってしまいます。

合っていないケアや統一されていないケアをする事で、お年寄りもいつも違う事をケアされて気持ち的にも落ち着かなかったり(同じケアや同じ声かけをする方が、混乱する事が少ない為)、身体状況も日々変わっていくので身体的にも合わない状況になります。

早く決めた方がいい事はその日に決めてしまってそれ以降に再度情報を集めるとか、ベースが決まればもしそのケアが合っていなくても情報は集まります。

その時には、次の案にいけるのでケアをしっかり決めるまで早くなります。

実際に働いていて、お年寄りに合っていないケアや統一されていないケアはお年寄りも職員も困ってしまう場合が多かったです(;´∀`)

もちろん臨機応変の対応が求められる場合もありますが、ケアのベースは決めてあった方がいいですね( ´∀` )

忙しい中ではありますが悩んで決められなかったり行動出来ないとさらに状態は変わっていきます。

間違っていてもそのあと修正していけばいいので、優先順位をつけて行動出来ると良いですね( ´∀` )

3.人の意見を聞ける人

これはお年寄りに対してはもちろんですが、職員に対しても言える事です。

実際に働いていて、お年寄りの不安な時や心配事がある時に少しの間でもお仕事の合間をぬってお話を聞く介護士がいました。

何度同じ内容を聞かれた時にも、時間の許す範囲でお話しをしていくとそのお年寄りも安心される事が多いです。

(相手が安心してくれるのは、時と場合によりますが(;´∀`))

だんだんと”〇〇さんがいると安心”と仰る方もいました。

(認知症のある方でも、何となく職員の顔を覚えてらっしゃる方もいて話しを聞いてくれる職員のところに話しかけている方もいました)

信頼関係は毎日の関わりで出来るものだなぁと改めて感じました( ´∀` )

また、職員に対しても話しを聞く事は大切だと思っています。

いくら話しを聞くといっても、毎回否定的な言葉が返ってきたり、自分の気持ちをわかってもらえない時には話した相手は話しを聞いてもらったという気持ちにはならないかと、、、(;´∀`)

実際に働いていて職員からの信頼もある介護士は、話しをしてきた人の気持ちをくみ取っていたり、それに伴った行動を起こしてくれる人でした( ´∀` )

4.優しすぎない人

介護士は優しい人や責任感がある方が多いな、と実際に現場で働いていて思います。

その分、相手の要望になんとか応えようとする考えの方も多いと思います。

私は実際に働いている時に、なるべく要望を聞く姿勢でいました。

現場が少し辛い状況でも、要望が強く断りきれない(なんとなく断ってはいけないのでは、、)と思ってしまう事も、、、(;´∀`)

それでは良い事は1つもありませんでした。

施設として出来る事、お年寄りに対して平等なケアを提供するうえで出来ない事、現状のお年寄りの方の状況等広い視点でみて判断しなくてはいけなかったのです。

すべてに対して応えようとするのではなく、状況をみて出来る事や出来ない事をお伝えしていくことが出来るとお年寄りも職員も過ごしやすい環境になるのだと思いました。

またお年寄りの立場に立って考えて一生懸命すぎる方は、理想を高く持たれており無理をしすぎて体を壊したり、出来ない事に対して自分を責めて気持ちが疲れてしまったりする方もいました。

介護は突き詰めるときりがない部分もあるので、今現場で出来る事・お年寄りにとって必要な事を見極めていくことが必要に思います。

優しすぎる方は、なかなかその意見が言えない事になり自分自身が苦しくなります(´;ω;`)

優しいこと事体は素晴らしい事で、お年寄りにとっても安心できる存在であると思います。

なのでそういう方には時には自分自身にも優しくして、細く長く介護を続けてほしいです。

5.お年寄りが好きな方

実際に働いていて、とにかくお年寄りの方が好きな介護士がいました。

いつも優しく対応しており、時間を作ってはお年寄りとお話をしていつも楽しそうでした( ´∀` )

そういう介護士をみると”介護士の鏡だなぁ”としみじみと思ったものです。

私は福祉関係の仕事がしたかったという理由で介護の道へ進んでみました。

正直、介護のお仕事がしたい・お年寄りが大好きでという事で介護の道を選んだわけではなかったのですが。

実際に介護現場で働いてみてお年寄りの方が可愛らしく見える事や自分のケアがお年寄りの生活を支えてる感じが楽しい時もあり、なんだかんだと10年以上働いています。

(もちろん辛い事も多いですが、一緒に働いている職員の方たちに恵まれている事もあると思います( ´∀` ))

お年寄りの方に対しては好きに越した事はないですが、好きか苦手か分からない場合には接してみるとわかります

介護のお仕事に抵抗がなかったり、興味のある方は実際にやってみると良いかもしれません( ´∀` )

まとめ

素敵な介護士だなと思う方は、お年寄りや職員からも信頼されている方だなと思います。

介護士は、誰でも出来る仕事だという事も聞きますが私はそうは思いません。

毎日の信頼関係の積み重ねや対応は、お年寄りや一緒に働く職員の方にも伝わりますし、プロ意識をもって働いている方はたくさんいます。

そういう方々が介護士を長く続けていく為の環境や条件が、これからもっと良くなるといいなぁと思います。

もちろん上記に当てはまらなくても、素晴らしい介護士の方はたくさんいます。

介護の仕事に少しでも興味のある方は1度現場をみると良いかもしれません。

経験がなくても働きながら勉強したり、技術を教わったりして働いている方もいます。

(ちなみに私は介護の専門学校に行く前に、施設ボランティアをして自分に合いそうかなぁと見ていました( ´∀` ))

最期まで読んで下さりありがとうございました。

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